デレク・トラックス(Derek Trucks)まとめ!経歴・プレイスタイル・代表作品など
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デレク・トラックスはオールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナルメンバー、ブッチ・トラックスの甥にして、26歳であのエリック・クラプトンに腕前を認められた天性のギタリストです。
今やジョン・フルシアンテやジョン・メイヤーと並んで「現代の3大ギタリスト」と称えられるほどの卓越した演奏技術の持ち主をご紹介します。
経歴
デレク・トラックス(Derek Trucks)は1979年6月8日生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンヴィルの出身です。
「デレク」の名前は叔父であるブッチ・トラックスが所属したオールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンが参加したクラプトンのバンド、デレク・アンド・ザ・ドミノスに由来するそうです。
ミュージシャンである叔父の影響もあり音楽が身近な環境で育ちました。
ギターを始めたのは9歳の頃です。
すぐに頭角を表し、10代のうちに憧れのデュアン・オールマンが在籍した叔父と同じバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドにゲスト参加し始めます。
1999年には正式メンバーになり、2014年までツイン・リード・スタイルの片方を担当しました。
Derek Trucks Performing “Soul Serenade” at Guitar Center’s King of the Blues 2010
一方で、1995年には自身のバンド、デレク・トラックス・バンドを結成しました。
こちらには1997にブルースシンガーで2001年に結婚したスーザン・テデスキが参加。
2010年には妻のバンドと合併し、2011年以来双方のバンドは活動を停止、テデスキ・トラックス・バンドとして活動しています。
楽器とプレイスタイル
楽器
メインギターはギブソンSGです。
ほかにRPS McCarty、Martin D-28などを使用しています。
どれも特殊なモデルではありませんが、プレートを残したままトレモロアームを外したり、ピックガードも外すなど、カスタマイズしています。
2014年にはギブソン社からDerek Trucks Signature SG(デレク・トラックスのシグネイチャーモデル)が発売されました。
こちらは「SG-61リイシュー」を元にしていますが、デレク本人のギターと同じようにピックガードがなく、プレートは残したままでトレモロアームもありません。
シールドはプラネットウェーブ社のカスタムシリーズ、アンプはFENDER 1965 Super Reverbや、bPRSが2009年に発表したアンプを使用。
エフェクターは使いません。
The Derek Trucks Band – I’d Rather Be Blind, Crippled And Crazy (Live)
プレイスタイル
若くして亡くなった伝説的なギタリスト、デュアン・オールマンに大きく影響を受けています。
特にボトルネック奏法では彼と同じようにスライドバーにコリシディン(風邪薬)の薬瓶を使います。
天才的な腕前で、デュアンに次ぐとも言われます。
チューニングはオープンEで、スライドギター以外の時もそのままです。
また、基本的にピックを使いません。
ブルース、カントリー、ジャズ、インド・アラブ音楽等幅広い音楽性を備えています。
ライブでは表情を変えず直立不動で演奏します。
Backstage at the White House: Tedeschi & Trucks
代表作品
Songlines(2006年)
デレク・トラックス・バンドの6枚目の作品です。
ブルース、ロック、エスニックなど多彩な音楽を収録。
デレクはドブロギターを演奏しています。
Roadsongs(2010年)
デレク・トラックス・バンド9枚目の作品。2枚組のライブアルバムです。
デレクの即興のスライドギターはもちろん、スタジオ作品とは違ったアレンジやマイク・マティソンのボーカルなど聴きどころが満載です。
Revelator(2011年)
デレクと妻・スーザン・テデスキを中心に活動する、テデスキ・トラックス・バンドの1枚目の作品。
デルタブルースや60年代ロックなどの要素を織り交ぜて作り上げられた本作は、ローリング・ストーン誌でも「傑作」と評価されました。
ボーカルとリズムギターを担当するスーザンの腕前もデレクに負けず、「世界一ギターが上手い夫婦」との声も。