ルー・リード(Lou Reed)まとめ!使用楽器・代表曲など
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのボーカル兼ギタリスト、ルー・リード。
わずか4年の在籍でしたが、その活動はオルタナティヴ・ロックの「ビッグ・バン」と位置付けられ、ロックの歴史上でもとても有意義なものでした。
後のソロ活動でも様々なアプローチでリスナーに驚きを与え続け、ロックのみならず音楽界全体に影響を及ぼしたと言われる重要アーティストを紹介します!
経歴
1942年3月2日生まれ、本名はルイス・アレン・リード (Lewis Allen Reed)といいます。
アメリカニューヨーク州ブルックリン出身。
大学在籍中にデルモア・シュワルツに師事し詩作を学びました。
その後、レコード会社の雇われソングライターをしつつ、自身もレコードを出すべく機会をうかがっていました。
1965年、The Velvet Undergroundを結成。ヴェルヴェッツという略称でも呼ばれます。
ルー・リードはギター、ボーカルのほかにもピアノ、作詞、作曲などを担当。
脱退するまですべての楽曲やアルバムの制作を主導しました。
一貫して拘っていた詩作はファンや評論家からも評価されています。
Velvet Underground – I´m Waiting For The Man
ルー・リードは情緒不安定で神経質、偏屈な性格だったようで、作詞にもそれが表れています。
ロックの芸術性が向上したという彼の詩作は陰影に富んだ知性の漂うもので、薬物やセックスなどを題材にした人間の暗部をえぐる歌詞はデヴィッド・ボウイなど後進のミュージシャンに大きな影響を与えました。
ただレコードの売り上げは芳しくなく、4枚目のアルバムリリースを前にレコード会社に契約を打ち切られてしまいました。
お蔵入りしたアルバムは、新しいレコード会社から、内容を大幅に見直しての発表となりました。
1970年、ルー・リードの精神状態が悪化、ライブツアー中に突然失踪しそのまま脱退してしまいました。
レコード会社移籍のプレッシャーが原因と言われています。
The Velvet Underground – Sister Ray ( live at the Boston Tea Party )
1972年にアルバム『Lou Reed』でソロデビュー。
同年、デビット・ボウイらと共作の『Transformer』もヒット。
ここでも偏屈で攻撃的な性格が共同制作者やインタビュアーを困らせていたそうで、殴り合いのけんかに発展したこともあったとか。
その後も、メタリカやU2、エルビス・コステロなどジャンルの垣根を超えて様々なアーティストと共に楽曲を制作しました。
2013年、肝臓移植の手術をしたことがメディアで報じられましたが、体調は思わしくなく、同年10月27日に肝臓疾患の関連病で亡くなりました。
71歳でした。
デヴィッド・ボウイやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、U2など多くのアーティストが追悼の言葉を寄せました。
楽器とプレイスタイル
ギター
メインで使用していたのはEpiphone Rivieraです。
他にもフェンダー・テレキャスターやギブソン・ES-335など多数所有していたようです。
音色や使いやすさを追求していたこと、機材収集が趣味だったこともあり、シンセサイザーのメーカーmoogのギターや、日本のブランドであるグヤトーンのギターも持っていました。
プライベートでしか演奏しなかったものも多くあったようです。
人前では必ずしも高価なものを使用したわけではなく、ライブで安価なフェルナンデスのギターを演奏したこともありました。
死後に多くの機材がオークションに出されましたが、ギターやほかの重要ものは将来展示予定だそう。
エフェクター
ヴェルヴェッツ時代にはVoxのTone Bender Fuzzをよく使っていました。
ソロになってからも、試行錯誤を繰り返す中で使用することがありました。
アンプ
アンプも多数所有し、使い分けているようです。
Silvertone 1484 Ampはヴェルヴェッツの頃から所有しており、ライブやレコーディングで何度も登場しました。
ア・ナイト・ウィズ・ルー・リード / ルー・リード
プレイスタイル
フィードバックやカッティングといったシンプルな奏法での演奏がメインでしたが、演奏技術の新しい活用方法を模索していました。
難しい技術よりも、コード進行や音作りなどの基本を生かしてそれぞれの曲の世界観を作り出そうとしました。
時にはカッティングを10分以上続けたり、さらには60分以上ギターノイズの多重録音だけが収録された曲があったりと「問題作」を発表することもありました。
難しい技術よりも、コード進行や音作りなどの基本を生かす中で名曲を生み出したといえます。
代表作品
The Velvet Underground and Nico(1967年)
The Velvet Undergroundのデビューアルバム。
ジャケットのイラストから、バナナ・アルバムとも呼ばれます。
まだルー・リードの評価がそれほど高くはなく、プロデューサーの提案が反映されてボーカルにはドイツ出身のニコがゲスト参加しています。
「良い曲は全部ニコに取られて」とリードが語り、当初はヒットしなかったアルバムですが、後世に強く影響し歴史的な名盤とされるアルバムです。
Transformer(1972年)
ソロ2枚目のオリジナルアルバム。
デヴィッド・ボウイとミック・ロンソンがプロデュースし、ルー・リード初のヒット作となりました。
彼の音楽性はそのまま、それまでの曖昧な作風よりも聞きやすい曲が多く収録されています。
後年、セルフカバーや別バージョンも発表しています。