ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)まとめ!経歴・代表作品など
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ジャズ・ロックといえば欠かせない人物、ジョン・マクラフリン。
セッション・プレイヤーとして名高く、度々作品に参加した「ジャズの帝王」マイルス・デイヴィスには、そのプレイを「奥深い」と評価されています。
当時は異彩を放ったというジャズ・ロックの草分け「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成、理想の音楽を追求したジョン・マクラフリンをご紹介します!
経歴
ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)は1942年1月4日生まれ。
イングランド ヨークシャー州ドンカスター出身です。
ロンドンでスタジオミュージシャンとして活動を開始。
ローリング・ストーンズやジャック・ブルースなどのアルバムに参加していました。
1969年に初リーダー作『エクストラポレーション』をリリース。
同年渡米し、トニー・ウィリアムスの「ライフタイム」やマイルス・デイヴィスの『イン・ア・サイレント・ウェイ(In A Silent Way)』、『ビッチェズ・ブリュー(Bitches Brew)』などの作品に参加。
セッション・プレイヤーとしての評価を上げ、さらに多くのミュージシャンのアルバム制作に参加しました。
音楽活動の一方、ヒンドゥー教に改宗し、カルロス・サンタナと同じシュリ・チンモイ師の弟子になりました。
カルロスとは1973年にコラボアルバムを発表しています。
1971年に発表した3作目のアルバム『マイ・ゴールズ・ビヨンド(My Goal’s Beyond)』はインド音楽に傾倒した作品で、アルバムはチンモイ師に捧げられました。
またこのころから師から授かった名「マハヴィシュヌ」を使い始めました(マハヴィシュヌ・ジョン・マクラフリン)。
Santana & McLaughlin – The Life Divine (Live at Montreux 2011)
同年、「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成。
ジャズにインド音楽やロック等を融合したサウンドは独特で、当時異彩を放っていましたが大成功。
「フュージョン」というジャンルの発展に大きく影響しました。
76年に解散、1984年に再結成してアルバムを発表しました。
他にも、インド人音楽家とのバンド・シャクティや、パコ・デ・ルシア、ラリー・コリエルらとのアコースティックギタートリオなど、他の演奏家やオーケストラと組んで様々なスタイルで精力的に活動。
近年では、エリッククラプトン主催のフェスティバルに参加したり、ワールドツアーを行ったりしています。
楽器とプレイスタイル
楽器
ゴダン Freeway SA、Fretless Nylon、ギブソンJ200などを使っています。
マハヴィシュヌ・オーケストラではダブルネック・エレキギター、ギブソン EDS-1275を弾いていました。
プレイスタイル
デビュー当初からジャズを主流に演奏していましたが、1970年代にインド音楽に傾倒。
1971年結成のマハヴィシュヌ・オーケストラではインド音楽のほかにロックなどを融合させ、バンドそのものだけでなく、フュージョンというジャンル自体を発展。
斬新なアイデアで、それまでジャズ・ロックでは使われていなかったバイオリンなどの楽器や奏法も導入しました。
1980年代終盤から、ガットギターとシンセサイザーを組み合わせた楽器を使用。
再結成したマハヴィシュヌ・オーケストラではシンクラヴィアというシンセサイザーのギター型コントローラを頻繁に使っています。
代表作品
In a Silent Way / Miles Davis(1969年)
ジャズにエレキ楽器を持ち込み、フュージョンの先駆けとなった作品です。
マイルスとジョン・マクラフリンの初共演作であり、彼のほかにも1970年代フュージョンを担っていくプレイヤーが共演しています。
Bitches Brew / Miles Davis(1970年)
「ジョン・マクラフリン」というタイトルの曲が収録されています。
エレクトリック楽器を使っているというだけではなく、全体にわたって8ビートを基調にしており、リズム面でも「ジャズ」に大きな変化を与えました。
「フュージョン」とよばれるジャンルが確立した、革命的な作品と言われています。
火の鳥 / マハヴィシュヌ・オーケストラ(1973年)
バンドの2作目で最大のヒット作です。
イギリスのチャートでも初のチャートインを果たし、最高20位を獲得しました。
黙示録 / マハヴィシュヌ・オーケストラ(1973年)
メンバーを入れ替えた、バンド第2期の作品。
プロデューサーにビートルズを手掛けたジョージ・マーティンを迎えてリリースされました。
第1期では完全なインストゥルメンタルのみでしたが、この作品からR&Bやゴスペルなどに似た形式でボーカルを取り入れました。