ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood)まとめ!経歴・使用ギター・代表作品など
Warning: Use of undefined constant user_level - assumed 'user_level' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/infinity-web/gitafan.com/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 524
幼い頃からクラシックを中心に音楽に親しみ、様々な楽器を習っていたジョニー・グリーンウッド。
早いうちから「将来は音楽家」と言われた神童でしたが、実は超がつく引っ込み思案な少年でもありました。
そんな彼が初めてバンドに参加するためにとった方法とは?
ロックバンド・レディオヘッドのメンバーとして、多くの楽器に精通したマルチプレイヤー、ジョニー・グリーンウッドを特集します!
経歴
ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood)は1971年11月5日生まれ。
イングランド オックスフォード出身で、本名はジョナサン・リチャード・ガイ・グリーンウッドといいます。
幼少の頃からチェロやヴィオラ、ピアノなどクラシックを中心とした音楽を身につけ、音楽家としての将来を嘱望されるほどの才能の持ち主でした。
パブリックスクールに在籍中、兄コリンやその友人であるトム・ヨーク、エド・オブライエンのロックバンドに参加していました。
ところで、内気なジョニーは自分から「加入したい」と言い出すことができませんでした。
そこである作戦を思いつきます。
それは、兄たちの練習中に見学と言いながら演奏に合わせてキーボードを弾き、自分がいなくなってキーボードの音がなくなったときに「ジョニーがいないと物足りない」と思わせる、というもの。
少し回りくどい方法でしたが、これが成功しサポートメンバーとなりました。
このバンドは、トムが大学を卒業すると「オン・ア・フライデー」という名で再結成、ジョニーはギター兼キーボード担当のオリジナルメンバーに昇格しました。
Radiohead – Creep
メジャーデビューに際し、バンド名を「レディオヘッド」に改名。
デビュー以降もバンドメンバーの仲が良く、特にトムとは共に行動することもあるとか。
2003年にはソロアルバム『ボディソング』を、2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を手掛けるなど、ギタリストにとどまらず、音楽家としても活躍しています。
楽器とプレイスタイル
ギター
フェンダーのTelecaster Plusをデビュー当時からのメインギターとして使用しています。
軽さが決め手だったそうです。
2つのノブの間にジョニーが改造した「カット・オフスイッチ」があり、音数の多い曲でのリードプレイで威力を見せています。
ホンダのウイングステッカーや、ジョニーの好きな60~80年代の日本のアニメのうち『アタックNo.1』のステッカーが貼ってあります。また、盗難時必要に迫られて作ったサブギターは、メインと同じスペックに改造されたTelecaster American Standard(宇宙エースのステッカーが貼られました)。
さらに近年はStarcasterなども演奏しています。
アンプ
VOX AC30のほか、Fender Deluxe85、Eighty Fiveなどを使用。
Fender85は歪み用などアンプも使い分けているようです。
エフェクター
使用頻度が高く、幅広い種類のエフェクターを扱っています。
中でもDigitech WH-1やDOD 440 Envelope Filterなど倍音変化系エフェクターは、音を外したりというトリッキーな使い方だけではない、ジョニーらしいサウンド作りに欠かせないエフェクターです。
演奏曲によってはラップトップで音色を変化させたり、サンプリングペダルを加えたりといったこともしています。
プレイスタイル
ギターを構える位置が低く、6弦を親指で抑えるフォームが特徴的。
ノイジーで憑依的なプレイには、スクール時代に聞いた、ニュー・ウェーブ系バンドやグランジやオルタナティブ系バンドの影響が強く表れています。
レディオヘッドの最年少メンバーながら、ギタリストとしてのセンスはメンバー中でも抜群。ですが、ジョニー自身は数多くギターは表現道具の一つという感覚しかないそう。
実際、表現道具として扱える楽器はピアノ・シンセサイザーをはじめ、チェロやオンド・マルトノ、トランジスタラジオなど実に多彩です。
代表作品
パブロ・ハニー (1993年)
デビューアルバム。
先行リリースされた「クリープ」は、レディオヘッドを一躍有名にした名曲。
ジョニーの持ち味であるノイジーなミュート・カッティングがインパクト大です。
歪みが基調の楽曲が多く、前身バンド「オン・ア・フライデー」時代とはかなり違う印象。
ザ・ベンズ (1995年)
歪んだギターの目立つロックナンバーと、メロディアスなナンバーの二本立てで構成されています。
クリープだけが評価された前作と比べ、イギリスやアメリカではアルバム自体が高評価でした。
特に「ジャスト」は、トム・ヨークやエド・オブライエンのボーカルとギターの絡みや、ニルヴァーナなどグランジの面影も垣間見られる印象的なギターリフが素晴らしく、メンバー自身も出色の出来だと自負する一曲です。
Paranoid Android
OKコンピューター(1997年)
世界的な出世作となった名盤。
オープニングの「エアバッグ」や6分超の大作「パラノイド・アンドロイド」をはじめ、「カーマ・ポリス」「ラッキー」など聴きどころ満載です。
エドやトムもジョニーに並ぶ素晴らしいギタリストだと確認させてくれる一枚。
Radiohead – 2+2=5
ヘイル・トゥ・ザ・シーフ(2003年)
6作目のアルバム。
4作目『キッドA』、5作目『アムニージアック』は「商業的自殺」とまで言われながら成功。
このときに実験的に取り入れた電子音楽の要素を引き継ぎつつ、今作では再びバンド・サウンドに回帰しました。
特に「2+2=5」は久しぶりにいわゆるギターバンドらしい楽曲です。
以降、ダウンロード販売による楽曲の価格をリスナーが自由に決定できる、というリリース方法で話題となった『「イン・レインボウズ』(2007)、公式サイトで突如発表された『The King Of Limbs』、そして最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』(2016)へと、ジョニー・グリーンウッドとバンド・レディオヘッドは進化し続けています。