ジャック・ホワイト(Jack White)まとめ!経歴・プレイスタイルなど
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ザ・ホワイト・ストライプスのギタリスト兼ボーカリストとして有名なジャック・ホワイト。
作品とプライベートは別物という考えから私生活を表に出さないことでも有名で、ジョーク好きな彼は、メディアには奇人・変人と書かれることもあります。
でも、ジミー・ペイジに「最近のギタリストの中ではナンバーワン」と言わしめたとあって、ギタリストとしての腕前は言わば「折り紙付き」
現在はではザ・ラカンターズのギタリスト等も務めています。
ミュージシャン以外にも多彩な活躍を見せる、「天才アーティスト」をご紹介します。
この記事の目次
経歴
ジャック・ホワイト(Jack White)は1975年7月9日にアメリカのミシガン州デトロイトで生まれました。
10人兄弟の7男、本名:ジョン・アンソニー・ギリス。
音楽は兄たちの影響で、楽器の演奏は6歳のころに見つけたドラムセットをはじめ、兄たちが放置していたもので身につけました。
はじめは神学校に入学して神父になるつもりでしたが、「神学校にはギターアンプを持っていけない」という理由で、別の学校に入学。
スクールバンドではドラムとトロンボーンを演奏していました。
15歳からの3年間は、ブライアン・モルドゥーンの元で家具職人の修行も。
モルドゥーンには勤務中にパンクを聞かされたり、バンドUpholsterersに加入させたりしました。
このバンドではギター演奏、アルバム『Makers of High Grade Suites 』も制作しています。
高校3年生でミーガン・ホワイト(メグ)と出会い、1996年に結婚。ジャックは妻の姓「ホワイト」を使うようになりました。
また家具職人の見習いも終了、企業としてスタートしました。
こちらはビジネス的には悪くなかったようですが、本人のプロ意識が薄く利益は振るわなかったようです。
デトロイトではいくつかのバンドでドラム奏者として活躍。
19歳の頃から始めたプロとしての初めてのバンドは「Goober & the Peas」で、担当はドラムでした。(~1996年)
1997年、メグ・ホワイトとザ・ホワイト・ストライプスを結成
リリースしたアルバムのうち3作品でグラミー賞を受賞するなど、2000年代ガレージロック・リバイバルの代表的なバンドになりました。(~2011年)
すでに結婚していましたが、活動は「姉弟」として、いつも「赤・白・黒」のテーマカラーを身にまとって行っていました。
解散は私生活や音楽の方向性の違いではなく、バンドが最高の形で終えられるときだったからのようです。
The White Stripes – Seven Nation Army
2005年、ザ・ラカンターズを結成
ブレンダン・ベンソンとの掛け合いによるリード・ボーカルが特徴。
他、共にグリーンホーンズのジャック・ローレンス(ベース)、パトリック・キーラー(ドラマー)の計4名がメンバーです。
ガレージ・ロックが基本ですが、様々な楽器を駆使しておりバリエーションは豊富。
ノスタルジックな曲が多いです。
2009年、ザ・デッド・ウェザー結成
ザ・キルズのボーカルでもあるアリソン・モスハートがボーカル、ジャック・ホワイトはドラム兼ボーカルを務めます。
他にラカンターズのジャック・ローレンス、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジでキーボードとギターを務めるディーン・ファーティタがメンバーです。
人気・評判ともに高く、ソロ活動や友人や他のアーティストとの演奏も盛んに行っています。
2004年にはロレッタ・リンのアルバム『Van Lear Rose 』のプロデュースと演奏、2006年にはローリング・ストーンズのニューヨーク公演で「Loving Cup」の演奏にゲスト参加などです。
2012年には初の完全ソロ・アルバム「Blunderbuss」リリースしました。
The White Stripes-Jolene
また1987年以降、映画にもたびたび出演。
2003年の『コールド・マウンテン』ではアパラチアの歌を演奏したり、『コーヒー&シガレッツ』にはザ・ホワイト・ストライプスの2人が揃って出演もしています。
楽器とプレイスタイル
楽器
ギターやエフェクター等は特別なものではなく、シンプルでチープなもの、オーソドックスなものを使用。
ファズを使って強烈に歪ませたり、ハウリング、ノイジーなプレイをしたりと使い方によって他のギタリストとの差を生み出しています。
アナログへのこだわりが徹底していて、特にレコーディングで使用する楽器や機材は70年代以前のアナログ製品です。
ギターのみならずマリンバやドラム、ピアノなど様々な楽器を演奏できるジャックですが、プログラムやコンピューター系の楽器は用いません。
同世代のミュージシャンに比べるとかなり物質的で荒々しい音質を志向していて、派手さや非現実的なキラキラした音とは対極の音楽といえます。
ファンに対しても、データやCDではなくレコードで聞いて欲しいということで、ジャックが関わるほぼすべての音源はアナログレコードでも販売されています。
プレイスタイル
The White Stripes – Dead Leaves And The Dirty Ground (Video)
プレイ面では、レッド・ツェッペリンなどのような1970年代のブルース色が濃いハード・ロックとよく比較されています。
ジャックのリフも現代的で独創的とはいえ、それらの音楽から影響を受けたことは本人も認めています。
楽曲にも好んでいるというブルースやカントリー、70年代以前のロックの影響が色濃く反映されています。
ボーカルについては高音域の曲や叫んだり語ったりという曲が多いのが特徴です。
ところで、ザ・ホワイト・ストライプスはレコーディングに時間をかけないことで有名でした。
『エレファント』や『ゲット・ビハインド・ミー・サタン』といったアルバムでも約2週間ほどで作り上げています。
さらにライブになるとセットリストを用意せずに、本番中にジャックを主体にして意思疎通を図りつつ進行していくスタイルをとっていました。
楽器演奏も会場の大小にかかわらずメンバー2人だけで行っています。
ライブ感を大切にし、常に新しいものを生み出す、ジャックらしいスタイルです。
代表作品
The White Stripes(1999年)
最初の作品ですが、この時点で十分に完成されたバンドアンサンブルを聞くことができます。
White Blood Cells(2001年)
メグのドラムのシンプルなビート、ジャック・ホワイトの訴えるようなボーカル、ガレージロックのギターというベーシックなスタイル。
楽器の数は少ないですが、パンキッシュで「耳障り」な力強い「音の塊」を作り出しています。
世界的にヒットし、著名なアーティストと共演するきっかけになった1枚です。
Get Behind Me Satan(2005年)
ギターに代わりピアノが使われた、今までとは違うロックアルバム。
ホワイト・ストライプスの中でも最高傑作と言われる名盤です。
Icky Thump(2007年)
さらにアグレッシブに進化したロックアルバムであり、ホワイト・ストライプス最後のスタジオ・アルバム。
バグパイプを使うなどバラエティに富んでいますが、いつも通りに芯の通った楽しい1枚。