ギターの音がまったく変わる、エレキギターの心臓部「ピックアップ」の種類と音の違い

エレキギターは、いろいろなパーツが組み合わさって音を作っています。いわばパーツの集合体。

そのパーツ中でもギターの音に大きな影響を与えている「ピックアップ」の種類と音の違いをご紹介します。

ピックアップとは？

ギターのピックアップとは、弦の振動を電気信号に変換するパーツです。分かりやすく言うと、ギターの弦の振動を拾ってくれるマイクのようなパーツです。

ピックアップは、主に2種類あります。シングルコイル・ピックアップと、ハムバッキング・ピックアップです。

シングルコイル・ピックアップの特徴

【シングルコイル・ピックアップの特徴】
・シャープでキレのあるサウンド
・高音域がきれい
・シングルコイルの代表的なギターは、Fender(フェンダー)のStratocaster(ストラトキャスター)

リズミカルでシャープなカッティングを弾く時は、シングルコイル・ピックアップがとても合います。それとクリーンなサウンドでアルペジオを弾いても、ピッタリなサウンドに。

こちらの「テキサス・スペシャル」は、艶があってコシのあるサウンドが特徴のシングルコイル・ピックアップです。

ハムバッキング・ピックアップの特徴

【ハムバッキング・ピックアップの特徴】
・太くてパワーのあるサウンドが特徴
・中音域～低音域が力強い
・シングルコイルピックアップを2個並べて接続してある
・ハムバッキングで代表的なギターは、Gibson(ギブソン)のLes Paul(レスポール)

ハムバッキング・ピックアップは、骨太でパワフルなロックを弾く時にピッタリです。ロックらしい太いサウンドです。ハードでヘヴィなサウンドでグイグイいきたい時は、ハムバッキングピックアップが合います。

こちらの「DiMarzio PAF」は定番ハムバッキング・ピックアップです。

まとめ

ピックアップによって、曲にピッタリ合ったサウンドを出すことができます。初心者の人は、ギターを購入する時にピックアップを必ず確認しましょう。

ただ、シングルコイルでも太い音がするものもありますし、ハムバッキングでもそんなにパワーがないものもあります。

ピックアップのメーカーによってもサウンドの特徴がありますし、取り付けられているギターの木材との相性でも音は変わります。ですので、大体の目安として覚えておいてください。

もっと詳しくピックアップの違いを知りたい方は、ピックアップ専門の本があります。かなりマニアックな本ですが、付属CDでピックアップの音を確認できてすごく面白いです。

本は、ハムバッキング編とシングルコイル編の2種類あります。