いまさら聞けない?!ギター初心者のためのピックアップ選び
Warning: Use of undefined constant user_level - assumed 'user_level' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/infinity-web/gitafan.com/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 524
カラオケでマイクに向かって歌うと、スピーカーから大きな声が出ますよね。
ギターにもマイクと同じように、物理的な弦の振動を拾って信号に変える役割をする「ピックアップ」というパーツがあります。
今回はこの「ピックアップ」の基本をまとめました。
この記事の目次
ピックアップは2種類ある
ピックアップには大きく2種類あります。
それぞれの特徴はこちら。
シングルコイル・ピックアップ
いわゆる「基本」はこちらのピックアップです。
永久磁石の芯であるポールピースに電線を巻き付けたコイル1列が1個のパーツで、弦の振動を素直に拾ってくれます。
その分ノイズも多少乗りやすいですが、高音域をきれいに表現したい、あるいはキレのいい明るく透明感のある音を出したいときには適しています。
標準的に搭載しているのはフェンダーのストラトキャスターなどです。
ハムバッキング・ピックアップ
シングルコイル2個をピッタリくっつけ、一方を裏返し直列接続(逆相接続)したパーツです。
中低域が強調された力強く太いサウンドが得られます。
コイル2列で1個のパーツなので、シングルコイル・ピックアップに比べてノイズが乗りにくくなりますが、アンプに繋いだときには音が歪みやすくなります。
メタルやロックのようなジャンルにはこちらがぴったりです。
ギブソンのほとんどのエレキギターはこのピックアップを搭載しています。
ピックアップセレクターとコイルタップ
ピックアップセレクター
大抵のエレキギターには2個か3個のピックアップがついています。
どのピックアップを使って音を拾うかを選ぶスイッチが「ピックアップ・セレクター」です。
3個のピックアップが搭載されているギターでは、ネックに近い方から「フロント」「センター」「リア」と呼びます。
「フロント」ピックアップを選べば柔らかい音、遠い方の「リア」ならシャープな音、真ん中の「センター」は二つの間らしい音が出ます。
3ピックアップのタイプのギターは「フロントとセンター」あるいは「センターとリア」という「ハーフトーン」も選べます。
トータル5つから音質を選択し、細やかなサウンド作りができるのも特徴です。
レスポール・タイプのようなギターは2個のピックアップが搭載されており、それぞれ「フロント」「リア」と呼びます。
こちらも、甘めのフロント、力強い音のリア、またニュートラルにセットするとその二つの中間の音色を選ぶことができます。
コイルタップ
コイル2列で1つのピックアップであるハムバッキング・ピックアップは、コイルタップという機能で2列のうち1つだけを鳴らすことができます。
半分だけ鳴らす、つまりシングルコイル・ピックアップのような使い方ができるので、いろいろなサウンドが楽しめます。
シングルコイル・ピックアップと全く同じ音になるわけではありませんが、こんな機能が搭載されたギターを選ぶとさらに音の選択肢が広がりますね。
いざ、楽器を選び
ピックアップはギターの音色に関わる大事なパーツです。
それぞれに特徴があり、弾きたいサウンドによって選ぶ楽器が変わってきます。
シングルコイル・ピックアップとハムバッキング・ピックアップ、間違えて選んでしまうと、全然違う音になってしまうことも大いにあり得るのです。
これからギターを入手するけれどどれが良いのか?と迷う人はピックアップの種類にも注目して選びたいですね。
憧れのギタリストがいるなら、どんな楽器を弾いているのか、どんなピックアップがついているのかにも注目して同じような楽器を選ぶのも手ですよ。
ピックアップそのものも、様々なメーカーでいろいろなデザインやサウンドのものが出ています。
納得のサウンドを追求するようになったら、ピックアップを交換するなど愛器に手を加えてもよいですね。