バディ・ガイ(Buddy Guy)まとめ!経歴・使用楽器・代表作品など
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「シカゴ・ブルースの父」と呼ばれるマディ・ウォーターズ他、数多くのアーティストと共演し、今やシカゴ・ブルースの第一人者であるバディ・ガイを紹介します。
ギタリストでボーカリストの彼ですが、ライブでは150フィートもあるシールドを使ってギターとアンプと繋いでいました。
そのまま客席に降りたり、時にはクラブの外まで出たりする突飛さや、派手なパフォーマンスは今活躍するギタリストたちに先駆けるものだったんですよ。
経歴
1936年7月30日、アメリカ・ルイジアナ州レッツワース生まれです。
1957年にラジオDJのレイ・メドウズの協力で2曲をデモ・レコーディング。
シカゴのチェス・レコーズに送付し、翌年シカゴに移住しました。
ところが、送ったはずのデモ・デープは届いておらず、オーティス・ラッシュの紹介があってコブラ・レコードと契約することに。
この年にオーティスとシングル”Sit And Cry (The Blues)” b/w “Try To Quit You Baby”でデビューしました。
このときにはまだギターは弾かず、バディは歌のみの担当でした。
1959年、改めてチェスと契約。
7年間の在籍中に、「First Time I Met The Blues」などの個性がよく表れた名作を多数発表しました。
1968年、ヴァンガード・レコードと契約し、初のソロ・アルバム『A Man & The Blues』をリリースしました。
この頃からジュニア・ウェルズとのデュオ活動も始めました。
1972年の「Buddy Guy & Junior Wells Play the Blues」にはエリック・クラプトンなどのアーティストも参加しています。
1970年には前座としてローリング・ストーンズのツアーに同行したり、映画『Chicago Blues』に出演したりしました。
Buddy Guy “Damn Right, I’ve Got the Blues” on Guitar Center Sessions
1980年代以降活動が減少。
弟のフィル・ガイらと来日しジャパン・ブルース・カーニバルに出演していますが、1990年代に入るまで本格的な活動はしませんでした。
その間、シカゴでブルース・クラブ「バディ・ガイズ・レジェンズ」を開店。
後に「ベスト・ブルース・クラブ」に選ばれることとなった名所で、現在も営業しています。
1991年、ジェフ・ベックやエリック・クラプトンらが参加したことからロックファンにも注目を浴びた『Damn Right, I’ve Got The Blues』をリリース。
このアルバムがグラミー賞最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞をとり、人気が急上昇、以降日本を含めた世界各地のフェスティバルに出演するようになりました。
77歳になった2013年7月30日にアルバム『Rhythm & Blues』をリリース、全米27位のヒットを記録しました。
その後も活動を続けています。
Buddy Guy – Stay Around A Little Longer ft. B.B. King
楽器とプレイスタイル
楽器
水玉模様のフェンダー・ストラトキャスターがトレードマーク。
フェンダー・メキシコから、シグネイチャーモデル「Buddy Guy Standard Stratocaster」が発売されています。
こちらも特徴的な黒のボディに白い水玉模様がきちんと再現されています。
トレードマークは水玉模様の入ったフェンダー・ストラトキャスターです。
アンプはマーシャル JCM800 2210+1982Aや、フェンダー ベースマン4×10等、エフェクターはJIM DUNLOPのCRY BABYのみを使っています。
プレイスタイル
ブルースに限らず、エリック・クラプトンやジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、スティーヴィー・レイ・ヴォーンなど、錚々たる顔ぶれのギタリストに大きな影響を与えました。
ピッキングせずにグリッサンドするレガート・スライドや、スタッカートでピッキングしつつゆっくりチョーク・ダウンし、独特のビビリ音を出す弾き方、プリング・オフを組み合わせた素早い3連符など、数多くのテクニックを編み出しました。
現代に活躍するギタリストもこれらのテクニックを使っています。
代表作品
I Was Walking Through the Woods(1970年)
チェス・レコード在籍中の1960年から64年にレコーディングしたものを集めたアルバム。
モダン・シカゴブルースの中の「かっこいい」作品。