ライ・クーダー(Ry Cooder)まとめ!経歴、必聴曲、使用ギターなど
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世界のルーツ音楽に精通し、特にアメリカのルーツ・ミュージックを掘り起こして世界に広めたことで高い評価を得ているライ・クーダー。
破壊的・破滅的な他のロックギタリストとは一線を画す、音楽界の考古学者ともいうべきライ・クーダーを紹介します。
経歴
ライ・クーダー(Ry Cooder)は1947年3月15日、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。
初めてのギターは3歳のころに父の影響で手にした4弦ギター、その後10代のうちにフォーク・クラブに出入りするようになります。
15歳頃には演奏にボトルネック奏法(スライド・ギター)を取り入れます。
16歳でブルース・ギタリストと演奏活動を共にするようになり、1960年代半ばにはタジ・マハールの「ザ・ライジング・サンズ」やキャプテン・ビーフハート等のバンドに参加。
ローリング・ストーンズなどとの共演ではギターのみならず、バンジョーやマンドリンなども演奏しました。
1970年、アルバム「ライ・クーダー・ファースト」でソロデビュー。
彼のボトルネック奏法はこのときに高く評価され、今日でも名手として知られています。
もう一つ彼の名を高めているのが、ルーツ・ミュージックの発掘という側面です。
アメリカ国内にとどまらず、ハワイやキューバ音楽など広く世界の音楽を広めています。
1976年には「Chicken Skin Music(チキン・スキン・ミュージック)」を発表。
これはテキサスのアコーディオン奏者フラコ・ヒメネスとのメキシカンセッションと、ハワイノスラック・キー・ギタリストであるギャビー・パヒヌイ、アッタ・アイザックスとのハワイアン・セッションで構成されています。
1997年にはキューバのミュージシャンと制作した『Buena Vista Social Club』がグラミー賞で「ベスト・トロピカル・ラテン・パフォーマンス賞」を受賞、欧米を中心に高い評価を受けました。
アルバム制作以外にも、ヴィム・ヴェンダース、ウォルター・ヒルといった監督の映画音楽も手掛けています。
1988年にはサントリー・アーリータイムズのCMに出演しました。
楽器とプレイスタイル
Ry Cooder – Vigilante Man (live)
楽器
フェンダー・ストラトキャスターをメインに演奏しています。
特に1967年製のものを愛用しています。
プレイスタイル
一番の特徴はなんといってもボトルネック奏法。
デュアン・オールマンと並ぶ名手として知られています。
また、指の爪で音を出すフィンガー・ピッキングにも定評があり、両方を駆使した演奏は独特で高評価です。
ロックギタリストというと破天荒なイメージを持つ人が多いかもしれません。
しかしライ・クーダーの場合はルーツ・ミュージックの発掘をはじめ、過去の他のアーティストによる楽曲を独自にカバーしてよみがえらせることが得意で、どちらかというと考古学者的なイメージです。
新しく曲を書くことはあまりありません。
代表作品
Jazz(1978年)
ノリのよい1曲目ほか、アメリカの伝統的な音楽が好みという人にはうってつけ。
通算7作目のアルバム。