スウィープピッキングを完全習得！6本弦スウィープをマスターして脱中級者をしよう（TAB譜あり）

エレキギターにはいろいろな奏法があります。中でもスウィープ・ピッキングは、派手でスピーディーな奏法です。

スウィープ・ピッキングとは、ダウン・ピッキングもしくはアップ・ピッキングを連続して行う奏法のこと。ホウキで掃くような動作をすることからこの名前が付きました。

今回タブ譜を作りましたので、私の演奏動画を見ながらスウィープ・ピッキングにチャレンジしてみましょう！

Gマイナー スウィープ・ピッキング 動画とTAB譜

動画とTAB譜を2つ用意しました。まずはマイナーKeyのスウィープから。KeyはGマイナーです。

Gマイナー スウィープ・ピッキングの解説

楽譜を見ると音符がたくさんあるので、何だか難しそうに感じるかもしれません。ですが、トライアドのみで弾けるようにフレーズを作りました。

トライアドとは、3和音のことです。楽譜の最初の「Gm」の場所であれば、「ソ・シ♭・レ」のたった3種類の音しかありません。以下図を参照。

五線譜が読めない方は、これを機会に読めるようにしましょう。トライアドが分かれば、コピーではなく、オリジナルのスウィープフレーズを作ることも可能になってきます。

Gマイナー スウィープ・ピッキング 練習のポイント

スウィープは、まずはポジションの確認をしっかりおこないましょう。その上で、ダウンピッキングなのか？アップピッキングなのか？ピッキングを確認します。

ギター練習の王道ですが、まずはメトロノームを使ってゆっくりから練習します。左手の運指と、ピッキングの感触を確かめながら反復練習です。

そして、早めに楽譜を暗譜をすることが重要です。暗譜をして、指と音に集中して練習しましょう。

それと大切なことは、スウィープ・ピッキングはあくまで速く弾くための奏法です。ゆっくり弾く練習だけではなく、速く弾く練習をたくさんやるようにしましょう。

始めは4音ずつなど、全体を短く区切ります。その短く区切った区間を「瞬間的に」速く弾く練習をするようにしましょう。慣れてきたらそれを徐々に延長して、長い距離で弾けるように持久力を付けていきます。

速く弾く練習をしないと、速く弾けるようにはなりませんので注意が必要です。

それと、動画で私は下降時のアップピッキングをノンピッキング（ピッキングしない）で弾いています。これは難しいと思いますので、TAB譜で指定してあるピッキングで弾くようにしてください。

Gメジャー スウィープ・ピッキング 動画とTAB譜

こちらは、メジャーKeyのスウィープ。KeyはGメジャーです。

Gメジャー スウィープ・ピッキングの解説

基本的には、マイナーKeyのスウィープと同じ感じです。トライアドのみで弾けるように作ってあります。

Gmは「ソ・シ♭・レ」でしたが、こちらのGでは「ソ・シ・レ」になっています。メジャーとマイナーの違いは三度（3rd）の音です。ここでは「シ♭」か「シ」の違いだけです。

Gメジャー スウィープ・ピッキング 練習のポイント

練習のポイントは、基本的にはマイナースウィープと同じです。

運指とポジションを覚える。反復練習。速く弾く練習。この3つです。

こちらのメジャースウィープの動画でも、私は下降時にノンピッキングで弾いています。難しいと思いますので、TAB譜にあるアップピッキングで練習してください。

まとめ

スウィープピッキングは、初めはピッキングの感覚をつかむことが大切になってきます。一振りでダウンダウンダウン…、一振りでアップアップアップ…。という感覚です。

スウィープができるようになると、演奏の幅も広がります。ぜひチャレンジしてみてください。