【中級者向け】曲を編曲・アレンジして自分だけのオリジナルギタープレイをする6つの方法
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曲をただコピーするだけではなく、自分なりに編曲・アレンジしてみたい。そういった方はかなり多いと思います。
編曲は始めは難しいですしコツが必要ですが、コツが分かってしまえば何とか形になってくるものです。
以下の動画は私が編曲して演奏した動画です。
この曲はDEPAPEPEの「恋水」という曲です。この曲は、元々アコギ2本とカホン(打楽器)しかない曲。それを私がバンドバージョンにアレンジしたものです。
この曲を部分的に題材にしつつ、曲を編曲・アレンジする方法を6つお教えします。
1.トライアドの音を足す
音を足す。これがアレンジの基本になってきます。
音を減らしてシンプルにする編曲方法もありますが、最初は難しいのであまり考えなくてOKです。まずは音を足して、音数を増やしていく方向性で作業を進めていくとアレンジもやりやすいです。
まず、何の音を足していくのかと言うと「トライアド」の音を足していくと良いです。トライアドとは、3和音のことです。
コード(和音)は基本的に3つの音から構成されています。
例えばCコードは「ド・ミ・ソ」の3つの音で構成されているコード。曲の中でCコードの箇所があった場合は、Cコードの構成音「ド・ミ・ソ」のどれかの音を足すと良いです。
同じようにDコードであれば「レ・ファ#・ラ」のどれかの音を足す。Eコードであれば「ミ・ソ#・シ」を足す。他のコードも同様。コードの構成音が分かれば、音を足していくことは簡単です。
コードの構成音は、初心者の方には難しいかもしれません。これを機会に、コードについて勉強してみましょう。
2.オブリガートを入れる
オブリガートとは、伴奏の合間に合いの手のようにして弾くフレーズのことです。略して、オブリと言うこともあります。
オブリガートを入れることで、ゴージャス感が出る編曲になります。
ロックっぽいアレンジにしたい場合は、ブルースギタリストが参考になります。例えばアルバート・キングのように、歌と歌の合間にペンタトニックスケールでごく短いフレーズを入れると力強くてゴージャスな感じに。
もっと現代的なハードロックが良ければ、ランディ・ローズのように流れるようなオブリガートを入れてもいいかもしれません。
コツは、歌と歌の隙間をギターで埋めていく感じです。ペンタトニックスケール、マイナースケール、メジャースケールなど、いろいろなスケールを試してみましょう。
3.ハモりを入れる
私が動画で弾いている恋水の原曲には、メロディのハモりがありません。ほんの少しハモりがあるくらいです。それをもっとゴージャスにしたかったので、メロディにハモりをたくさん入れました。
ハモりを作るには、スケールを使います。元の音から3度の音を弾くとハモりになります。「3度ハモり」です。
いわゆる「3度ハモり」は有名なので、聞いたことがある方が多いと思います。やり方は簡単で、試しに友だちに「ドレミファソラシド」と弾いてもらって、それに合わせてあなたが同時に「ミファソラシドレミ」と弾くと自動で3度ハモりになります。
これはボーカルメロディでも、ギターのメロディでも同様。とてもきれいなハモりを作ることができます。
4.ベースをアレンジする
動画で弾いている「恋水」の原曲には、ベースが一切入っていません。ですので、ベースはゼロから作って弾きました。
ベースは、いわゆる「ルート弾き」のアレンジだと初心者っぽい感じがどうしても出てしまうので、ある程度動きがあってメロディアスなベースラインを作ると良いです。
コードトーンを使うと動きのあるメロディアスなベースラインになります。コードトーンは、先ほど解説したトライアドが元になります。
ギターがCコードを弾いている時に「ド・ミ・ソ」、ギターがDコードを弾いている時に「レ・ファ#・ラ」と弾くだけで、ベースラインが表情豊かになってきます。
あとはセンスで音の順番を変えたり、リズムを変えたりしてみましょう。定番ですが、ビートルズのポール・マッカートニーのベースラインは、メロディアスでとても参考になると思います。
5.ドラムを作る
ドラムも原曲にはまったく入っていなかったので、アレンジして作りました。ドラムは全体のサウンドを大きく左右する重要なパートですので、私はいつもこだわって作っています。
ドラムがよく分からない場合は、DAWソフト(音楽制作ソフト)に入っているドラムのループパターンを使うと誰でも簡単に作ることができます。マウスでコピペしていくだけなので、すごく手軽です。
ただ、それだけだとワンパターンになってしまいます。所々自分でドラムパターンを作って、打ち込みしていくとオリジナリティが出せると思います。
人間が叩いている生ドラムのようにリアルな打ち込みをするには、実際にドラムが少し叩けると分かりやすいです。
6.耳では聞き取れない音を入れる
これは裏ワザ的なことですが、耳では聞き取れない音も入れると良いです。
聞き取れない音なんて入れてもしょうがないんじゃないの?と思う方が多いと思いますが、実際やっている人はかなり多いです。
人間の耳はハッキリと聞き取れない音量や、聞き取れない周波数帯も、雰囲気や感覚としてなんとなく感じるものなのです。
ごく小さな音でうっすら音を足す。ほんとに微妙に雰囲気を変えたり、グルーヴ感を変えたりできるので、また違った印象のアレンジになります。
まとめ
編曲やアレンジは、音楽理論的な知識も少しあるとラクに編曲作業を進めることができます。基本的なもので構いませんので、コードやスケールを学んでおくとアレンジ作業の手助けになるかもしれません。
今は、編曲や作曲を当たり前のようにできる人がすごく増えました。ただ単に曲をコピーするだけでなく、編曲・アレンジや作曲をしてみたいという方は少しずつ学んで、そして実践してみましょう。