障害を乗り越えて2本の指でギターを弾きこなす驚異のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト
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2本指のギタリスト
ジャズの歴史に名を残すギタリストに、ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)がいます。ジャンゴは10代の頃、大やけどを負ってしまいます。その時に左手に障害が残ってしまい、左手の薬指と小指が不自由になってしまいました。
ギターの弦を押さえる左手に障害が残ってしまうのは、ギタリストとして致命的。ですがジャンゴは練習により、2本の指で弾く独自の奏法を確立して克服。
当時ジャズ界では、ギターは主にコードを弾くだけの伴奏楽器でした。ジャズギターでリードギター、ソロを弾く概念がなかった時代。そんな時代背景の中、ジャンゴはリード楽器としてギターでソロを弾く先駆けのギタリストになりました。
ジャンゴ・ラインハルトの貴重な演奏動画
ジャンゴが活躍していたのは1930年代や1940年代。戦前なのであまり映像がありませんが、貴重な映像がいくつかあります。弾いている手元が分かりやすい動画があります。
本当に2本指で弾いています。試しに目を閉じて、もう一度ジャンゴの演奏を聞いてみてください。とても2本の指だけで弾いているようには聞こえないはずです。
あきらめない姿勢
普通の人であれば、ある日突然左手の指が2本しか使えなくなったらギターなんて辞めてしまうと思います。でもジャンゴは諦めなかった。
さらに、歴史に名を残すギタリストになった。世界中のトッププレイヤー達から尊敬されるギタリストになった。本当にすごいことだなと思います。
私個人は、ギターで挫折しそうになった時は、ジャンゴを思い出すようにしていました。「2本の指でこんなに弾ける人がいるんだから、5本の指すべてを健康に使える自分が情けないことを言っている場合じゃない」と考えて、何とかがんばることができました。
ジャンゴはCDアルバムがありますので、ぜひ聞いてみてください。このアルバム「Djangology」は、すごく音の太いギターサウンドが聞けますし、素晴らしい演奏ばかり。私は大好きなアルバムです。